よくあるご質問
エフロンティア®について
- 親水性と撥油性を組み合わせた製品との違い、優位性は?
- 親水性と撥油性をより高度かつ同時に発現することができます。
これにより、従来困難であった「常圧での油水分離」が可能となります。
油水分離について
- 分離可能な油は?
- 水中に油が混ざった(WO)液で、油の種類は一般的な鉱物油や動植物油であれば分離可能です。ただし、油リッチ(OW)な液や界面活性剤の入ったエマルションについては現状では分離が困難です。
- エマルション状態の油は分離できますか?
- 水と油の表面張力の違いを利用して分離するため、界面活性剤の入ったエマルションの処理は困難ですが、機械的に混合されただけの乳化状態であれば分離可能です。
- 油の分離性能の精度は?
- 数百ppmの遊離油分を5ppm以下の(排水基準)まで低減可能です(ただし、処理液の性状に依存します)。
- 耐久性は?
- 固形物やSSなどによるフィルタの目詰まりにより処理速度が低下するケースが多く見られます(ただし、処理液の性状に依存します)。このため、差圧の管理をお願いしております。あわせて、処理液の油分濃度等は定期的に監視して下さい。
長期利用の場合でも、1年での交換をご推奨しております。 - 耐熱性は?
- 90℃程度までが目安です(ただし、処理液の性状やご使用環境に依存します)。
- 耐薬品性は?
- アルコール含有処理液あるいは強アルカリ処理液での使用は避けて下さい。
その他につきましては、お問い合わせください。 - エレメントは逆洗等により再利用できるか?
- できません。エレメントは消耗品としてご利用下さい。
- エレメントを使用して、何度も取り出して使うことはできますか?
- ご使用後は、出口バルブを閉とし、フィルタエレメントを水封した状態で保持をお願いします。使用中に取り出したり、水を抜いたりして一度乾燥した場合、次回油水分離の際に性能に影響を与える可能性がございます。
- 油水廃水に、金属粉や微細なゴミなどが含まれていても、分離可能か?
- 油水分離は可能です。ただし、フィルタエレメントに、金属粉や微細ゴミが付着し、処理寿命が著しく短くなります。フィルタエレメントの目詰りが最小限となるよう、油水分離フィルタの前にプレフィルタの設置を推奨しております。
- 食品関係の生産プロセスに使用できるか?
- 直接食品等に関わるプロセスへは影響を確認できていないため、推奨しておりません。
- フィルターユニットに差圧系やポンプは付帯するか?推奨ポンプは?
- 付帯しません。チューブポンプ、ダイヤフラムポンプなど、油水がミキシングされないポンプをご推奨しております。渦巻きポンプをご検討の場合は、最大処理能力に合った大きさで選定してください。
- ユニット(容器)は容量等にあわせて独自に設計、内製は可能か?
- エレメントのサイズ・仕様に併せてお客様にてご設計・内製いただくことも可能です(ただし、当社では性能保証をいたしかねます)。エレメントの接続仕様や図面についてはお問い合せ下さい。
- 価格は?
- エレメントのご使用量等によりお見積りさせて頂きます。まずは、お問い合わせ下さい。
- 油水分離の手法は状況に応じて様々な方法があるようだが、本製品の強みはどこにあるのか?
- 重力以上の加圧をせずに、高度な油水分離が可能です。それにより省エネルギー化のみならず、設備の簡素化による省スペース化、メンテナンス性向上などに寄与します。
防汚塗料について
- A1000(撥水撥油)系塗料とA0110(親水撥油)系塗料の用途の違いは?
- 撥水撥油系:水が多く用いられ、耐久性を重視する場合にご利用ください。
親水撥油系:水だけで簡単に汚れが落ち、リペア性を重視する場合にご利用ください。 - コーティングの耐久性は?
-
塗料の品種によって、耐久性が異なります。
A1000(撥水撥油)系:ご使用環境によりますが、スポンジ耐摩耗性試験で〜1000回の耐久性(機能維持)を確認しており、年単位でご使用頂けるものと考えております。
A0110(親水撥油)系:基本的には1回水で清掃頂いた後に塗り直して頂くリペアタイプでのご提案となります。
- 耐熱性は?
-
A1000(撥水撥油)系:200℃となります。
A0110(親水撥油)系:150℃となります。
- 耐薬品性は?
-
A1000(撥水撥油)系:強アルカリでの洗浄等はお控えください。
A0110(親水撥油)系:リペアタイプでのご提案ですので、水の洗浄で塗膜機能が消失します。
- コーティングの方法は?
- 不織布クロスに含浸させる方法、基材に塗料を滴下し布で広げる方法を推奨しています。但し、アルコールを含む液であるため、火気厳禁です。
- スプレーによるコーティングはできるか?
- 不織布クロスに含浸させる方法、基材に塗料を滴下し布で広げる方法を推奨しています。
- 塗布できる基材は?
-
A1000(撥水撥油)系:ガラス、PP、PE、PVC、SUS、塗装鋼板等に塗布できます。
A0110(親水撥油)系:ガラス、PVC、SUS、塗装鋼板等に塗布できます。
その他につきましては、お問い合わせください。 - コーティング膜の安全性は?
- 膜成分は、GHS区分において、急性毒性は区分5または区分外、皮膚刺激性においては区分外となっております。
- 直接食品に触れる場所は使えるか?
- 詳細データ未取得のためご推奨しておりません。A1000(撥水撥油)系 につきましては食品、添加物等の規格基準・器具又は容器包装の規格試験法において適合確認しております。
- 価格は?
- ご使用量等によりお見積りさせて頂きます。
まずはお問い合わせ下さい。